るろうに剣心の新アニメ10話の「動く理由」のネタバレ感想！マニアックな1つの差異とは？

この記事ではるろうに剣心の新アニメ、第10話の「動く理由」についてのネタバレ感想を記したいと思います。

この話は前回までの、高荷恵を巡る騒動の続きの話です。前々回で、彼女が出てきて、さらに神谷道場に来た中級隠密のひょっとこと癋見を倒して般若と遭遇した後、さらに恵の素性がわかる話の続きです。

で、具体的には観柳邸に遂に突入する話ですね。

ネタバレ注意でお願いします。

るろうに剣心の第9話のネタバレ感想

以下紹介しますね。

冒頭

左之助がいらついているシーンが放映されていました。

このシーン、原作にはなかったのですが、仲間を恵の作ったものによって失われたショックが強調されているシーンでしたね。

 

恵のおはぎ

神谷道場で、恵がおはぎを作ったようです。

薫の料理より遙かにおいしいらしく、薫の料理の下手さはネタとして機能しております。

で、宿主の薫に対しては恋敵のような関係になっており、齢17歳の小娘である薫に嫌みを言っておりましたね。

まあ恵は22歳なので、結構いい大人の女性ですから、女性の魅力としては薫ではまだ力不足なのでしょうね（笑）

そのあと、ぶらぶらしてきた左之助が帰ってくるのですが、検診から勧められたおはぎに対して、

  • あへん女の作ったモンなんて、嬢ちゃんの料理以上に食いたくねえ

という一言。

かなりとげのある言い方ですね。

薫は前半部分に怒っているようですが（笑）、剣心や恵は前半部分に思うところがあったようです。

剣心はともかく、恵は明らかにグサッと傷ついているようで、

  • あへん女…

と回想しておりますね。

確かにとげがある言い方ですが、左之助にしたらむしゃくしゃしており、この気持ちも分からなくもないですね。

こう言うとげのあるやりとりがあるので、この左之助と恵の2人の喧嘩仲間のような口の悪さは後々まで良くも悪くも尾を引くことになりますね。

→左之助と恵の記事はこちら

般若と観柳と蒼紫の来訪

で、傷心状態の恵が家事をしている最中、貸本屋がやってきます。

しかしその正体は変装した般若。

ちなみにめっちゃ心臓にいい（？）顔をしています。

  • 下手に騒ぐとこれ（水銀）をそこの井戸に流しますよ

と、恵を脅し、観柳と対面させます。

そこで、本編では始めて武田観柳が登場。（前回のエンディングにもでてましたが）

この武田観柳は表向きは青年実業家ですが、本当の顔は、人の人生をむちゃくちゃにしてまで金が欲しいという悪徳商人。

この観柳のキャラは作中でも唯一無二のもので、武力ではなく、金の力でのし上がった悪役ですね。

武田観柳自体は私は結構お気に入りのキャラで、作者自身もお気に入りキャラでキネマ版、るろうに剣心の実写映画、さらに北海道編でも再登場しております。

→武田観柳のぶっとんだキャラの記事はこちら

性格は非情で、恵を金儲けのために利用するために、「戻ってこないなら神谷道場を焼き討ちする」と脅しをかけ、無理矢理観柳邸に戻らせます。

「高荷家の者があへんを作っていたとばらされたらどうなるか」と言葉巧みに脅し、観柳から離れられないように死、自らの意志で、神谷道場を去らせるのです。

大変卑劣な性格ですな…。

そこに蒼紫も控えており、恵とは対面しませんでしたが、剣心が襲ってきたときの用心棒も兼ねていたと思われます。

で、結局「会津に帰る」という書き置きだけして、恵はさきほどの「あへん女」の発言を思い出し、もう神谷道場に居場所は無いと悟り、観柳邸に去って行くのです。

動く理由

ここでタイトルの動く理由につながるエピソード。

恵の書き置きを見た、剣心と弥彦は観柳邸に突入する気満々です。

ちなみに左之助と恵は確執がありますが、弥彦は恵に命を救われた恩があり（恵をかばったためですが）、旧アニメでも原作でも、剣心不在の時に一緒に行動していたりと、割と仲がいいと思います

しかし左之助は行く気が無さそう。

で、端的に言うと、仲間を恵のせいで失ったので、そいつ（恵）のために動く理由がないとのこと。

まあ当然ですよね。

しかし剣心は

  • いい加減にしろ、左之、お前らしくも無い

と一喝。

左之助は仲間を失った悲しみと怒りで動く気は無いようですが、剣心は恵について、いつもは気丈に振る舞っているが時々、捨てられた子犬が家族を探している寂しい目をしていると述べ、それだけで動くと述べるのです。

その言葉に感じるところがあったのか、左之助も観柳邸に向かう決意をするようです。

でも、なぜこういう気持ちになったのかは明確にはなっておりませんけどね。

 

観柳と恵

観柳は恵の帰還を心待ちにしていたようですが、なんと恵は観柳の命を奪いに来たと宣言。

そして、懐に持っていた短刀で観柳を襲います。

観柳は男性ですが、戦闘力は高くないので、恵の不意打ちにびっくりして後一歩のところで蒼紫に邪魔されてしまいます。

  • そこまでにしておけ…

と。

そして恵は観柳により殴られ、監禁されてしまいました。

そして蒼紫も剣心達が来たことを察知して彼との戦いを楽しみにし、観柳も彼を返り討ちにするプランを練ります。

しかしその後剣心の強襲にあったときに、御庭番衆を愚弄するような言葉を蒼紫に発したので、蒼紫の怒りを買うんですけどね

  • べしみやひょっとこのような役立たずのくずはもうまっぴらだぞ」

と。

 

この言葉は蒼紫を起こらせるのに充分でしょうね。

 

剣心たちの強襲

そこで、ついに剣心が左之助と弥彦と共に観柳邸にやってきます。

私兵団達は剣心達の相手ではなく、あっさり観柳邸のエントランスまでやってきます。

意外と弥彦も活躍しており、拳銃をスリの腕で奪ったり、左之助の強力で的に体当たりしておりました（笑）

で、観柳は金で剣心を懐柔しようとしますが、そんな懐柔は剣心には一切利かず、怒らせるだけでした。

やはり観柳は金で解決することしか頭に無い小物という印象が強まるシーンだったように思えます。

彼との戦いを楽しみにする蒼紫が印象的でした

来週はこいつらとの戦いでしょうね。

今から楽しみです。

ちなみにこのシーン、やけに弥彦が張り切って「左之助、出遅れるんじゃねえぞ」と二回も言っていたのが意外と面白かったですね。

恵と蒼紫

恵と蒼紫が最後に展望室で会話して終わりです。

剣心達が恵を助けるためにやってきたことを述べるのですが、変に希望を持たない方がいいと忠告します。

それだけ自分たち御庭番衆の強さに自信があることを示唆するセリフです。

蒼紫は根っからの武人ですね。

この時の台詞回しが原作と違いますので、後で紹介します。

一方で、剣心達は実際に観柳邸に入って、般若と遭遇して終わりです。

微妙に原作と違うところ

今回の新アニメの10話目の違うところは、今回も細かいですが、セリフの言い回しが異なります。

観柳を襲うときに使った短刀を蒼紫が恵に返したときのセリフですが、

  • 苦痛の死か、安息の死か、せめて自分の思う方を選べ。

となっておりましたが、原作では

  • 苦痛の生か、安息の死か、せめて自分の思う方を選べ。

となっておりました。

蒼紫の言葉に従うなら、ここで恵は短刀で自分で命を落とさなくても、後に観柳がやってしまうようです。

新アニメ版では蒼紫曰く、どちらにしろ「生」はないんですね…。う～ん、不憫。

るろうに剣心の第10話の原作漫画との対応話数

今回の話は、原作漫画第二十幕～二十二幕に対応しております。

タイトルで言うと「動く理由」「疾風怒濤」「観柳邸突入」です。

今回も原作の単行本でいうと、三巻をなぞった展開ですね。

るろうに剣心第９話のまとめと次回の予想

今回の話は、恵が観柳邸に攫われて、剣心達が観柳邸に殴り込みに行く話でした。

次からは癋見やひょっとこと違って、般若や式尉と対決するんでしょうね

次回のタイトルは「壮烈の般若、創痍の式尉」。

これで、子の2人と直接対決になると思われます。

蒼紫との決着はまだだと思います。

→るろうに剣心の記事一覧はこちら

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