ドラゴン桜(二期ドラマ)で、東大受験生の一人、楓が東大に合格しました。
あなたは、「え?あの楓が?部活で忙しかったんじゃないの?」と思いませんでしたか?
私も実際に受験を指導する立場なのですが、彼女の合格は私はそんなにびっくりしませんでしたね。
楓と言えば、本名を岩崎楓といい、バドミントン部に所属しています。
確かに勉強しているシーンも描かれていましたが、彼女は部活動で忙しいはずです。
また、オリンピック出場を期待されるほどの子でしたから練習時間も普通ではありません。
では、彼女のような部活動が忙しい生徒が、引退前にどうやったら効率的に成績を伸ばして東大合格できるのか、その勉強法を検証したいと思います。
「受験生なのに、引退までは部活でなかなか勉強できない」
というあなた!
実際に受験を指導している私がオススメの勉強法を紹介しますので、この記事をぜひ参考にして欲しいと思います。
ドラゴン桜の楓のような生徒が合格できる勉強法とは?
さて、結果的に彼女は東大の理科二類に合格しました。
引退後は勉強に専念できたでしょうが、練習しているシーンも数多く描写されていました。
では、部活動が忙しい生徒にお勧めの勉強法を紹介します。
それはずばり、想起学習!
これに尽きます。
ドラゴン桜の楓のような生徒が取るべき想起学習
では、想起学習について何か説明していきますね。
「え?それだけ?」と思いましたか?
そうです。
でも、これが効果絶大なのです。
想起学習の絶大なメリット2点
想起学習はどうして効果絶大なのか?
それは2点有ります。
たとえば、昨日習った英単語とその意味を何も見ずに思い出しましょう。
記憶が浅い場合、
「ん?appetiteってどういう意味だったかな~~?ん~わからん。」
となると思われます。※答えは「食欲」
この状態は、実際のテストでその英単語を問われているのと同じ状態です。
書くか、思い出すかの違いだけですからね。
でも、実際のテストってアウトプットを課される(頭の中のものを書かされる)ので、アウトプット作業無しに合格はあり得ません。
だから想起学習とは、アウトプットの訓練と同価値のすばらしい勉強法だと言えます。
実際に私も、前の日に習った暗記事項を中心に受験生時代はよく想起学習で確認しておりました。
もちろん、思い出せなかったものはその後、参考書などで確認して、記憶を定着させていけばいいのです。
どうです?
想起学習って、実際の勉強とそう変わらないでしょう?
実際、ドラゴン桜の楓はバドミントンを練習しているシーンが多くあり、明らかに他の生徒より机に向かう時間という面では不利です。
ただ、想起学習は学んだことを思い出すだけなので、机に向かう必要も、筆記用具もいりません。
これがメリットとして非常に大きく、部活をしている生徒でも実戦可能なはずです。
部活をしているとは言え、移動時の信号や電車の待ち時間とか、休憩時間など、日常のスキマ時間にいくらでも実践できるというわけです。
想起学習につきまとう不安
ただ、
「それでも、部活をしていない生徒と比べて、机に向かう時間が少なくて不安」
と思うこともあるでしょう。
ここは発想の転換で、
「インプットは学校の授業中に行い、あとはアウトプットの量を多めにしよう」と頭を切り換えましょう。
前述したとおり、実際のテストはアウトプットさせられるわけですから、実は、
「インプット:アウトプット=2:8」くらいでもいいのです。
実際、私も野球部に所属していた生徒に、想起学習を課したところ、ものすごく効率的に文法事項を暗記してくれた経験があります。
野球部の生徒って、机に向かう時間はほぼ取れませんからね。
でも想起学習ならスキマ時間でこなせるわけです。
この勉強法を、今後も別の生徒に提唱していきたいと思います。
まとめと補足 ドラゴン桜の楓が合格したもう一つの理由
ドラゴン桜の楓は、引退前はバドミントンに忙しい中、学習を進めて、見事合格できました。
彼女のように、引退前に部活動に忙しいなら、想起学習をオススメします。
メリットとしては、以下の2点。
メリット2 場所を選ばず、時間の制約を受けにくい
まさに部活動をする生徒にとって嬉しいですよね。
実際に楓も、意識していないだけで、自然と想起学習をしていたのでは無いでしょうか。
最後に補足として、楓は作中で、他の生徒に教えているシーンがありました。
これは、自分がしっかりその分野を理解していないとできないことですので、
教えるのも、想起と同じでアウトプットの一種ですからね。
こういうふうに、楓は自然とアウトプット作業ができていて、勉強を進められていたのです。
だから私は、楓が合格したのも納得できます。
楓みたいに部活動もしたいし、大学受験も真剣に考えているあなたは、ぜひ想起学習や、他人に教えてあげるという勉強法を試して下さいませ。
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