ドラゴン桜に出てくる先生の名前を紹介します。
私が最初に予想していたのは、
「桜木先生に負けず劣らずの強烈な人が出るんだろうな~」
でした。
そして、ドラゴン桜の一期のドラマを見たのですが、まさしくその通りでしたね(笑)
今回は、先生の名前の他、その個性的な指導方法を紹介します。
私も仕事で東大受験の指導をすることがあるのですが、実際に受験を指導する際に役立つ情報ですので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
ドラゴン桜の先生の名前を一挙にご紹介!
さて、桜木健二先生がリーダー的存在ですが、他の先生の名前を最初に全て紹介します。
- 数学…柳鉄之介(やなぎ てつのすけ)【1期、2期】
- 英語…川口洋(かわぐち ひろし)【1期】、由利杏奈(ゆり あんな)【2期】
- 国語…芥山龍三郎(あくたやま りゅうざぶろう)【1期】、太宰府治(だざいふ おさむ)【2期】
- 理科…阿院修太郎(あいん しゅうたろう)【1期】
以上ですが、名前だけで明らかにパロディになっている先生が何名かいます(笑)。
ではそれぞれ、その指導の内容と共にキャラクターを見ていきましょう。
ドラゴン桜の数学の先生の名前…柳鉄之介
さて、桜木が最初に読んできた数学の先生ですが、柳鉄之介(やなぎてつのすけ)先生です。
彼は「柳塾」と呼ばれる塾を開くほどの、いわゆる昭和の堅物のお爺さんという感じの先生で、詰め込み教育をスローガンとして、基礎から徹底的に指導しています。
また、彼は昭和のスパルタ教育をする様な人物ですが、数学特訓プリントと称して、小学生の算数の計算からやらせます。
↓↓
確かにあのレベルの計算問題を高3がすることはまれですが、計算力をつけ、基礎を固めるという意味では正しいです。
そして、一番印象に残っているのは、マンガにあったのですが、
というセリフ。
これは私も当時学生ながら、衝撃を受けましたね。
マーカーを引いただけで分かったつもりになっていたと。
昭和のスパルタ先生ではありますが、やはり本質を見抜く点で優れた教育者の一人です。
ドラゴン桜の英語の先生の名前…川口洋【1期】、由利杏奈【2期】
英語は1期と2期で出てくる先生が異なっており、一期は川口洋(かわぐちひろし)先生、二期は由利杏奈(ゆり あんな)先生です。
前者の川口先生はタンクトップを着た、筋肉質の男性で、英語を楽しく勉強させようというのが彼の考え方で、ビートルズの歌詞を体を動かしながら復唱させたり、ウロウロしながら音読させたりしています。
だから座学で勉強する系の先生とは異なり、まず英語を「楽しく」させ、勉強へのハードルを落とすという点で、すごく個性的です。
ちなみに、この先生のモデルは竹岡広信という、超有名な予備校の英語の先生と言われています。
竹岡先生は『ドラゴン・イングリッシュ』なる英語の本も出版されています。
私、実際に竹岡先生と同僚だったことがあるのですが、竹岡先生はどちらかというと、数学の柳先生に近く、徹底的に指導してくれるタイプに近い雰囲気でした。
しかし、内に秘める熱さは川口先生とも共通していますね。
そして、後者の由利杏奈(ゆり あんな)先生は、当然モデルは、ゆりやんレトリィバァさん。
モデルとなったゆりやんレトリィバァさんご自身、留学経験があり、英語の講師役としてぴったりなのではないでしょうか。
由利杏奈先生は、生徒の挫折しそうなリスニングを強化する授業を主に行っていました。
リスニングを強化するには、シャドーイングが大事で、その時、声量は関係なくぼそぼそ言うだけで効果があるようです。
大事なことは、「完璧を求めずに、良い意味で適当さを持ってやること」とのこと。
外国人が日本に来て、日本語を自信を持って話しているように、日本人も英語を発音するときは最初はぼそぼそでも、徐々に自信を持って「自分は大丈夫だ」と、恥ずかしがらず、堂々と話すといいようです。
確かに日本人は「まじめ」で、英語を話すのにビビっている節がありますから、私自身、こういう授業を受けたかったですね。
彼女の指導も、生徒の勉強へのハードルを下げるという意味では川口先生とも共通しています。
ドラゴン桜の国語の先生の名前…芥山龍三郎【1期】、太宰府治【2期】
さて、次にドラゴン桜の国語の先生の名前は、芥山龍三郎(あくたやまりゅうざぶろう)先生が1期、太宰府治(だざいふおさむ)先生が2期です。
芥山先生は、芥川龍之介がモデルでしょうし、実際その写真に似ています。
彼の特徴としては、常に「なぜ」という思考を大切にしていること。
実際に教室の外に出て、身近な景観に対しても生徒に「何故だと思う?」と質問を投げかけて考えさせておりました。
東大の入試問題は、考える問題が多いので、これは非常に理に適った指導法ですね。
また、彼の授業では、生徒がアレルギーを起こしそうな古文を読ませるときに、興味を持たせる意味で、学校授業で読めないような、危ない(?)恋愛の漫画などを読ませているのも印象的でした。
こういう指導法が、学校や予備校で堂々と出来たら良いんですけどね。
古文には現代から見ても笑えるほど面白い話があり、私もそういう話が読みたかったです。
しかし教科書に載っているのは、良くも悪くも「まじめ」な文章が多いので、生徒が興味を失っているという点を見事にリカバーさせていたのが良かったですね!
そしてドラゴン桜2期では、太宰府先生が登場します。
モデルはもちろん太宰治だと思われます。
彼は登場した当初は、少し自信なさげな男の先生でしたが、スイッチが入って話し出すと一変!
「国語は科学」だと言い切り、「文章を構造化せよ」と言うのです。
そして、全ての文章は「対等関係、対比関係、因果関係」の三つしか無いと断言してくれたので、パターン化してくれると、国語が苦手な生徒もありがたいですよね!
これらを問題で言うと、
- ■「~はどういうことか」は、傍線部とイコールの関係で言い換える問題。(同等関係)
- ■「~はどう違うか」は、何かと何かとの対比を問う問題。(対等関係)
- ■「~はなぜか」は、傍線部に繋がる理由を問う問題。(因果関係)
のどれかになるのです。
こうやって列挙すると、当たり前だけど、国語は大変論理的な教科だとより実感しますね。
そして、太宰府先生が講義したとき、それまでひねくれ者だった生徒の藤井が、珍しく素直になってメモを取っていたのが少し可愛かったですね(笑)。
太宰府先生は、彼の心を動かすほど、明瞭な講義をしたと言うことです。
ドラゴン桜の理科の先生の名前…阿院修太郎【1期】
では最後に理科の先生の名前ですが、阿院修太郎(あいん しゅうたろう)先生です。
もちろんアインシュタインがモデルでしょうね。
この人のキャラクターが一番強烈で、まさに漫画やアニメに出て来る博士みたいなオジサンでした(笑)!
物理と地学を担当し、高校の理科は生徒がイメージしづらいので、図解や実験などで視覚化して下さっており、それで頭に焼き付けていたわけですね。
この実験や図解による視覚化なのですが、彼は記憶するには『強調』と『関連付け』が大事だと言っており、そのための手段だったわけです。
私も理科では、実験があった方が現象が視覚に強調されますし、そこで見たことが学ぶ現象と関連の深いこととして関連づけられました。
また、ドラゴン桜では、ノートにメモリーツリーを作って関連事項と一緒に覚えることと共通している、極めて合理的なやり方なのです。
私の中学時代は阿院先生みたいな先生はおらず、座学が多くて退屈な授業でしたし、そして成績も悪かったです(涙)。
また実験があれば単なる座学とは違って、グループワークになるし、勉強へのハードルも下がりますからね。
「こういう先生が居ればなぁ」と思いましたし、やはり理科は実験や図解で視覚化して把握するのが一番のようですね。
まとめ ドラゴン桜の先生の名前
最後にドラゴン桜の先生の名前を纏めます。
- 数学…柳鉄之介(やなぎ てつのすけ)【1期、2期】
- 英語…川口洋(かわぐち ひろし)【1期】、由利杏奈(ゆり あんな)【2期】
- 国語…芥山龍三郎(あくたやま りゅうざぶろう)【1期】、太宰府治(だざいふ おさむ)【2期】
- 理科…阿院修太郎(あいん しゅうたろう)【1期】
でした。それぞれ個性的な先生ですが、確実に学習効果の上がる指導法をされていましたね。
もしあなたも受験の指導者になられたら、彼らの指導法を少し参考にされるといいと思われます。
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