るろうに剣心のあやめとすずめって誰?その人物像と彼女らが出てきた理由を紹介!

この記事では「るろうに剣心」のあやめとすずめについて紹介します。

 

かなりマイナーなキャラですが、それもそのはず。

アニメでしか出てきませんからね。

なぜ原作にいないこの二人のキャラが出てきているのかも最後に考察しますので、マニアックな情報ですが、るろうに剣心のファンの方は、是非ご参考になって下さい。

 

るろうに剣心のあやめとすずめとは何者?どういう役割のキャラだった?

るろうに剣心のあやめとすずめは、小国玄斎先生の孫娘です。

ちなみに玄斎とは、神谷道場のかかりつけの老医です。

小国診療所を開いており、助手に恵を引き取り、アニメの初めはスケベな一面を見せたが、以後は真面目になり、剣心に忠告をしたこともあります。

アニメでは初めて「玄斎」という名前が登場し、神谷道場とは30年の付き合いであり、薫の親代わりという設定です。

そっくりな妹のハナがいる他、赤報隊に関する情報も知っておりました。

このおじいさんは原作ではほとんど出番がなかったですが、アニメでは大幅に出番が増えており、東京編では準レギュラークラスでした。

あやめとすずめですが、幼い女の子であるため、素直な性格の遊びたい盛りの子という感じで、良く剣心になついており、「剣にぃ」と呼んで遊んでもらっておりました

二人とも陽気ですが、姉のあやめより、妹のすずめの方が良く喋り、よく「アハハハハ!」と笑っておりますね。

ちなみにすずめは雑巾がけがものすごく速く、由太郎が神谷道場に身を寄せたときに見られます。

またあやめとすずめがいたことで、話が大幅に原作漫画と変わった話もありますね。

具体的には、左之助が斬左だったときに、一度神谷道場に夜にやってきて、剣心相手に斬馬刀を披露したことがありました。

そこにあやめとすずめが偶然起きてきて、「子どもにケンカは見せるものじゃねえ」ということで原作通り河川敷で再戦と言うことになりました。

この展開は当初驚きました。だって、原作にはなかったシーンなんだもん。

 

るろうに剣心のあやめとすずめが出てきた理由は?

あやめとすずめは原作の漫画には全く出てきて折らず話の中でも言及さえされておりません。

ちなみに、実写映画版でも出てきておりません。

言い換えると、るろうに剣心の物語の大筋の中では、あやめとすずめは全く出てくる必要の無いキャラです。

それなのに、なぜあやめとすずめが90年代版のアニメのみ出てきているのか?

それは「るろうに剣心」のアニメを、当時の小学生世代の子どもたちに親しみやすいようにするためだと思います。

当時「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」のアニメは実は水曜の19:00から放送されておりました。

大体のご家庭が夕飯時くらいの時間ですよね。

昔はこの時間の他の曜日には、ドラえもんや、クレヨンしんちゃんが放送されていたのです。

これらの2作品は明らかに子どもに受けやすい作品だと思いますが、「るろうに剣心」は原作の漫画を読むと結構シリアスです。

原作は東京編からテーマも結構重く、鵜堂刃衛絡みでの「人斬り」と「ころさず」のテーマとか、武田観柳のガトリングガンでの御庭番衆の他界など、そこそこ悲しいです。

しかも剣心自体も実は激情家で、刃衛や観柳相手には結構怖い表情をしています。

この調子でアニメを放送したら、「怖くて受け入れられない」という子ども達が出てきても不思議ではありません。

だから、剣心のアニメが子ども達に親しみが持てるように、あやめとすずめという幼い女の子を二人出して作品に柔らかみや楽しそうな雰囲気を与えたのだと思います。

実際、彼女ら二人がいるおかげで、剣心は二人のおもちゃとなって、いいお兄さんキャラを演じることができました。

最初期の頃は、剣心があやめとすずめに遊ばれていたからね。

それと素直で小さい女の子キャラが出てくることで、剣心や薫や弥彦も原作に比べてかなりコミカルなキャラを演じることが多くなりました。

ちなみに剣心は、あやめとすずめと出かけることも多く、世話係を担当していました。

すずめに至っては、剣心におんぶされておりましたからね。

こういう描写により、東京編で日常回が放送しやすくなり、続く京都編での超シリアス展開を際立たせることも出来ると思います。

ちなみに京都編であやめとすずめの二人はほとんど出てきませんが、大久保が命を落として志々雄を倒しに道場を出て行った後、二人が剣心を真剣に探して、泣いておりました。

本当に悲しそうにしていたのを覚えております。

これは幼い子どもを泣かせるような悲しい展開でしたが、だからこそ東京での幸せな生活が終わり、「剣心との別れ」という京都編の物語のテーマの一つがより際だったと思います。

それと日常回は確かに原作と関係ない回ですが、視聴者に親しみを持ってもらう以外に、主人公(剣心)達の日常生活を描く描写としては、必要なものなのです。

この日常回は、いわばメインと関係ないサブストーリー的なので、原作のファンから不必要という人も多いです。

しかし、サブストーリーの日常回があるからこそ、原作漫画で見られなかった心理が見られたり、主人公達の仲間の一体感を視聴者に印象づけることが出来ると思います。

日常回のほとんど無いアニメは味気ないものも多いですからね。

そういった意味で、あやめとすずめは充分に登場する価値のある女の子だと思います。

るろうに剣心のあやめとすずめのまとめ

最後にあやめとすずめについてまとめたいと思います。

  • あやめとすずめは、小国玄斎先生の孫娘で、明るい性格で剣心を慕っていた。
  • あやめとすずめがいたことで、原作と異なる展開の話も合った。
  • 二人が居たことで、日常回が作りやすくなって水曜19:00のアニメが子どもに親しみやすくなった。
  • 二人が東京編を楽しい雰囲気にしたことで、京都編のシリアスなテーマが浮き立つ効果があった。

以上、あやめとすずめについてまとめました。

次の「るろうに剣心」の新作アニメにあやめとすずめが出るかは分かりませんが、出てきたらまた追記したいと思います。

→るろうに剣心新アニメについてはこちら

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