この記事では、るろうに剣心の人誅編(じんちゅうへん)で薫は最後どうなるのか紹介します。
人誅編(じんちゅうへん)といえば、雪代縁が復讐しに来る話で陰鬱な展開も多いです。
るろうに剣心の薫と言えば、作中におけるヒロインですが、戦えるヒロインということで、守られるだけの存在とは少し違います。
そこでこの記事では、人誅編(じんちゅうへん)における薫の結末を紹介したいと想います。
この記事はるろうに剣心の人誅編(じんちゅうへん)に興味がある人や、薫の結末が気になる人に役立ちます。
るろうに剣心の人誅編(じんちゅうへん)の薫の結末は?原作とOVAの違い。
まず結論から述べると、人誅編(じんちゅうへん)の薫の結末には、原作とOVAで大きな違いがあります。(原作とOVAのみで、テレビアニメでは放映されません。)
人誅編(じんちゅうへん)の薫は、
- 原作では、薫は一度縁に捕らえられたが、最後は剣心に救出され、長男(剣路)をもうけ、幸せに暮らす。さらに、正式な続編「るろうに剣心 北海道編」へ続く。
- OVA(星霜編)では、薫は縁に捕らえられて剣心に救出され、剣路をもうけたまでは同じだが、その後、病に冒された剣心と濃厚接触し、同じ病をもらい闘病生活に入る。最後はおそらく二人とも他界する。
という流れになります。
原作はまだ薫が存命で話が続いているのでともかく、明らかにOVA(星霜編)は報われない最期となっております。
星霜編は「ひどい」と言われる声もあるように、私も見たときは、正直なところ、違和感がありました。
「え?こんな救われない結末ってあるのか?」と。
OVA(星霜編)は、薫の視点から描いた「るろうに剣心」の一つのあり方なので、本編とは別のパラレルワールドとして認識した方が良さそうです。
私自身、このように考えるのがもっともスッキリしました、
OVA星霜編における人誅編(じんちゅうへん)の薫はどうすれば幸せになれるか?
では、ひどいと言われたりする、人誅編(じんちゅうへん)に当たる「るろうに剣心OVA星霜編」の薫がどうすれば幸せになるかを考えたいと思います。
前述したように、最後は薫は剣心と同じ病をもらって、剣心と一緒に他界したと思われます。
パラレルストーリーではありますが、最後命を落としたのでは悲しいし、これでは少し救いがありません。
なので、どういう展開になれば幸せになれるか考察したいと思います。
人間ですから最後亡くなるのは仕方ないとして、少しでも幸せになるには、剣心と薫が生き残る方向に向けばいいのです。
OVA星霜編の剣心と薫が少しでも生き残って幸せになるための具体的な方法とは?
では薫と剣心が生き残るには、どうすればいいのか?
それはずばり、薫が病にならず、もっと気をしっかり持って剣心を看病すればいいのです。
そもそも剣心が病になり、薫まで病になったら、共倒れするに決まっておりますからね。
薫が病になるのは絶対に回避したいところです。
ただ、薫が病になったのは、「遠い地(大陸)にいる剣心と同じ病を共有して、夫である彼を感じられるように」という思いでした。
この時点で、薫の剣心への愛は少々狂気じみておりますが、薫はそれほどまでに剣心を愛しているので、仕方ありません。
なので、一番は剣心と一緒に日本で暮らすことですが、薫と妻になった剣心は政府から頼まれて大陸に渡っておりますから、これは難しいと思います。
この状況は、志々雄が京都で暗躍して一人京都に行ったときと似ています。
このとき、薫は引き留めようというか、剣心に京都に行って欲しくないという思いを抱いておりました。
ハッキリとは言っていませんが、薫も剣心を引き留める言葉を暗に言っておりました。
しかしその後、剣心に一方的に「さよなら」を言われて金縛りに遭ったように、剣心を引き留めるのは至難の業だと思います。
そもそも剣心は「困っている人を助けてくれ」という内容の人の頼みは断れない人なので、今回も大陸に行くのは止められなかったと思います。
確かに剣心は、元々流浪人(るろうに)なので、彼への愛だけで一カ所に止めるのは難しい相手かも…
よって、薫が大事な剣心を感じるためには、彼を引き留めるのが無理なので、薫が彼と一緒に大陸に行くのが一番いいと思います。
その方が、剣心が大陸で病をもらう運命だったとしても、薫が病をもらわずに剣心を感じることが出来ます。
そして、剣心が病になったら看病する。
そうする方がよほど、剣心を身近に感じて寂しくないし、剣心を延命することができ、薫自身も少しでも長く剣心と居られますからね。
それと「病は気から」というように、弱っていた剣心も薫が側に居たら、薫を守るために「生きる意志」を持ち、その一心で、病にかからない可能性もありますからね。
したがって、薫と剣心は離ればなれにならない方が、結果的にお互い生存して幸せな期間が長くなる可能性が高くなります。
剣心は仲間と一緒なら元気で居られるという根拠は?
話は少し変わりますが、本編「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」の続編、北海道編では剣心の側に薫が居ます。
さらに最大の親友、左之助も側で戦ってくれています。
この北海道編での剣心は、飛天御剣流を撃つには体力的に厳しく、恵にもそう言われていましたが、凍座との戦いをやってのけました。
その後、拠点に帰ったとき、その事情を知らないメンバーが去った後、薫の前ではさすがに苦しそうにしておりましたが、薫が介抱してくれているし、左之助もそれを理解してくれています。
そして、北海道編は仲間キャラが非常に多いこともあり、戦い自体は剣心以外のメンバーが行うことも多いですが、剣心も普通に行動する分には問題ないくらいには健康です。
よって、剣心は「仲間を守る」という名目があるとか、仲間が一緒にいる状況の方が、OVAの星霜編の最後のように一人で戦うより、健康でいられる可能性が高いと考えられます。
だから人誅編(じんちゅうへん)の一部をアニメ化した星霜編でも、薫と別れずに薫と現地でやっていくと覚悟を決めて、連れて行った方が良かったと思いますね。
京都で別れた時と違って、このときの薫はもう剣心と夫婦なので、着いていくのもそこまで無理な選択では無いと思います。
るろうに剣心の人誅編(じんちゅうへん)の薫のまとめ
最後にるろうに剣心の人誅編(じんちゅうへん)の薫をまとめてみたいと思います。
- 原作では、薫は一度縁に捕らえられたが、最後は救出され、長男の剣路をもうけ、幸せに暮らす。(続編「るろうに剣心 北海道編」へ。)
- OVA(星霜編)では、薫は縁に捕らえられた後に救出され、剣路をもうけたまでは同じだが、その後、病に冒された剣心と濃厚接触し、同じ病をもらい闘病生活に入る。最後はおそらく二人とも他界。
という二つのエピソードがありました。
そして、OVAの人誅編(じんちゅうへん)で、薫が幸せに暮らすには、一緒に病になって闘病生活するのではなく、剣心に着いていって一緒に暮らしていくことだと思われます。
こういうアナザーストーリーがあっても面白そうだと思います。
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