この記事では、るろうに剣心の北村一輝の役柄を紹介したいと思います。
北村一輝さんといえば、1969年7月17日生まれの俳優さんで、2013年の30分ドラマ『猫侍』に出演されたりなどして、有名な方ですよね。
「るろうに剣心」の実写映画でも出演されたので、その彼の役柄と結末を紹介したいと思います。
この記事は「るろうに剣心 The beginning」の映画に興味がある人、北村一輝氏の役割に興味が或る人に役立ちます。
「るろうに剣心」北村一輝の役はどんなものだったか?
最初に結論を述べると、「るろうに剣心」での北村一輝氏の役は、辰巳というキャラです。
その辰巳とは、幕府直属の隠密組織“闇乃武”の首領となる人物です。
髭の生えたじいさんみたいな風貌ですが、性格は非常に卑劣で、もちろん戦闘力も長けております。
原作でも剣心と戦うシーンがあったけど、筋肉もムキムキだったもんね…辰巳は強い印象だよ
と思いました。
そして闇乃武自体も、敵対する剣心を始末しようという裏の部隊ですから、彼自身裏の存在です。
相手を確実に仕留める戦術家としても優れており、幕府側の人間で剣心にやられてしまった清里の妻、巴を剣心の下に送り込み、スパイさせておりました。
実際は、剣心に巴を愛させて、剣心の弱点にするのが目的で、剣心と結婚後、そんな彼女をさらうことで、剣心を怒らせ冷静さを失わせてから倒そうとしている作戦だったのです。
事を構える前から相手を徐々に追い詰め、最終的にターゲットを仕留めることを得意にしている、まさに悪賢くて強いじいさん。
それが北村一輝の役、辰巳だったんです。
しかし、結局彼は、自分が送り出したスパイである巴を、剣心と結婚後にさらって監禁した後、助けに来た剣心にやられます。
さまざまな作戦により、最初は剣心を追い詰めていたのが、最後の最後で、なんと巴が戦いに乱入し、その時にできた一瞬の隙で、剣心にやられてしまいました。
ほとんど、剣心のまぐれ勝ちで、この戦いは辰巳が勝ったとしても不思議ではありませんでした。
では次に、辰巳の敗因と、さらに彼がどうやったら剣心を倒すという任務を成功できたのか、これらを考察したいと思います。
「るろうに剣心」辰巳の敗因は?
まず、原作でもそうだったように、辰巳との戦いでの剣心は体力を消耗しており、
一方で、北村一輝氏演じる辰巳は、老獪(ろうかい)という表現が合うような、熟練者の巧みな戦術を心得ていて、確実に剣心を押していました。
※ちなみに老獪という表現は、原作「るろうに剣心」の漫画で彼自身が自分を形容する言葉として使っておりましたね。
しかも戦っていた森は雪の中で、確実に剣心の神経や語感を攻撃視していました。
つまり、剣心は強敵ではあるものの、そのまま彼とは長期戦に持ち込めば、徐々に弱まる剣心を倒せる可能性があったわけです。
そんな彼、辰巳の敗因は何だったんでしょうか?
それは、最後、辰巳と剣心が巴が間に入ってきたことで、辰巳が意表を突かれたことでひるみ、剣心の最後の渾身の一撃をもろに食らってしまったことです。
この最後の力を振り絞るような剣心の攻撃をうまく防御するか避けさえすれば、辰巳の勝算は大きくアップしたと思われます。
しかも、原作では巴が割り込む前、剣心の「行くぞ!」という言葉に、「来い」という言葉を返して、余裕の表情をしていたことからも、辰巳は攻撃に耐えられる可能性は充分にあったのです。
「この剣心と辰巳の戦いは、最初は確実に少しずつ押されていて確かに危なかったよね。」
だから、最後の巴の乱入が辰巳に一瞬の隙を生じさせて、敗北したという事になります。
【考察】「るろうに剣心」辰巳はどうやったら剣心を倒せたか?
最後に、どうやったら北村一輝氏演じる辰巳が剣心を倒せたのか考察したいと思います。
結論から言うと、巴の乱入を生じさせなければ勝てる可能性が高いので、巴を排除することです。
さらにもとをたどると、巴があの場に乱入してきたのは、刀を持っていたことからもおそらく辰巳に奇襲を仕掛けて倒そうとしたからだと思われます。
↓
そこを運悪く、剣心の達が当たって辰巳ごと斬られた。
この流れなので、そもそも巴があの場に現れる可能性を事前に排除しておけば、巴は現れず剣心に勝てます。
では、巴はどうすればあの場に現れなかったのか?
巴の命を奪っておくことも一つの手ですが、そうすると姉と一緒に帰りたがっていた縁が、巴の代わりに辰巳の邪魔をすることが考えられますので、これはダメです。
よって、残る方法は一つ、巴に立ち去ってもらうこと。
辰巳が剣心と戦う前、巴と辰巳が事前に会って、会話するシーンがあるのですが、そこの会話の流れを変えれば良いのです。
本来の会話から戦いまでの流れは以下でした。
- 辰巳が、巴に探らせていた剣心の弱点を問う
↓ - 巴が「寝込み」だと辰巳に伝える。(噓ではないかもしれないが、剣心の確実な弱点では無い)
↓ - 辰巳がその返答に納得しなかったのもあり、「剣心が巴を愛したか」とさらに巴に問う。
↓ - 巴は「何故そんなことを問うのか」と逆質問する。
↓ - 辰巳はこの時「巴自身を剣心の弱点に仕立て上げるつもりであって、今から奴は必死で助けに来るはずだ」と、計画の全貌を話す。(その後縁に剣心のおびき寄せをさせる。)
↓ - 既に剣心を愛してしまった巴が、自身が剣心を窮地に追い込んだことにショックを受け、辰巳を倒そうとしたが返り討ちに遭い、剣心が辰巳の下に来るまで気絶していた。
↓ - 剣心が辰巳の下に現れ、戦いのクライマックスで辰巳と剣心の間に割り込んだ。
この一連の流れの一番ダメなところは、巴に「辰巳を何とかしないと剣心が危ない」と思わせたこと。
だから正気を取り戻したあとに、辰巳の前に一瞬現れたのです。
これを防ぐには、巴の「寝込み」という曖昧な返答に納得したフリをして、計画の全貌は巴に話さず、巴を弟の縁と共に解放しておけば良いのです。
この時の巴は、既に剣心を愛していたため、彼女の狙いは、「剣心に助かって貰うこと」でした。
巴が縁と共に解法されさえすれば、巴としては、確実な弱点では無い「寝込み」しか伝えていないので「剣心がやられることはない(戦ったとしても剣心は勝つ)だろう」と思って、巴と縁は大人しく去ってくれた可能性があります。
ただし、この流れだと「本当に剣心が巴を愛したかどうか」がわかりにくくなります。
が、その調査は少しの間巴と剣心に近づいた縁にさせてもいいし、縁がおびき寄せをして剣心が動いたら、愛しているから巴を必死に助けに来たという証拠になります。
なので、べつにそこは大きな問題点にはなりません。
つまり、辰巳が勝つには、「巴自身を剣心の弱点に仕立て上げる」という計画の全貌を巴に言わず、「剣心がやられるかも知れない」と思わせないこと。
逆に言うと「剣心が勝つ」と思わせた方が、結果的に辰巳が勝ち、剣心が負けるという皮肉な結果となる思われます。
こう考えたら、辰巳ももう少し考えるべきだったよね、彼に合掌(笑)
結論 「るろうに剣心」北村一輝氏の役と、彼の敗因
最後に北村一輝氏の役割をまとめます。
- 北村一輝氏は、闇乃武の辰巳役で出演し、老獪で強いじいさんのような風貌で剣心の命を狙った。
- 巴自身を剣心の弱点にして、彼女を利用しようとしたが、そのせいで巴に邪魔され、逆に剣心にやられた。
以上のような経緯があるので、計画を安易に巴に伝えず、巴を縁と共に戦いの場から退場させたら、巴が乱入せず、彼が勝てる可能性があったと考えます。
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