るろうに剣心の翁が実写映画で死亡したのか、この記事で紹介したいと思います。
翁とは柏崎念至(かしわざきねんじ)といい、きょうとの料亭の葵屋のおじいさん主人で、御庭番衆のメンバーでもある結構重要な人物です。
原作と実写映画との違いや、翁の声優さんと俳優さんも一緒に紹介しますので、是非ご参考になって下さいね。
るろうに剣心の翁は死亡したのか
結論から述べると、るろうに剣心の翁は、実写映画では蒼紫にやられて死亡しているのに対して、原作では蒼紫により致命傷を負いますが亡くなることはありません。
まず実写映画。
そして「京都大火編」で屋敷の中で一回ボコボコにやられ、「伝説の最期編」で森の中でも蒼紫と出会いますが、この時は剣心が戦います。
一回目でボコボコにやられ、二回目では蒼紫を止めようとするが、蒼紫にほとんど相手にされず、そこにやってきた剣心と蒼紫が戦うのを見届けます。
またこの時に操が一瞬乱入します(原作では乱入しない)。
この戦いが終わった後に翁は蒼紫にやられた傷により亡くなってしまうのです。
それに対して原作では、同じく敵となった蒼紫にやられたものの、わずかに手加減しており、翁を戦闘不能にはしても命を取ることまではなかったです。
実際に蒼紫と戦ったのも一回です。
まあいつ亡くなってもおかしくないくらいの傷を負ってしまったんですがね…。
そして、以降の戦闘には参加せず、薫や剣心達の協力者兼、参謀として活躍するようになりました。
さらに原作漫画の続編の北海道編でも、京都にいる蒼紫や比古清十郎の情報をくれたりするよき協力者という感じで活躍しております。
これが翁に関する、原作との大きな違いです。
翁の扱いもそうなのですが、何より翁に関する原作と実写映画の大きい違いは、蒼紫の扱いですね。
蒼紫については扱いが実写映画では非常に雑です。
一番の問題点は、何より蒼紫についていった般若ら他の四人の御庭番衆が登場しないことで、剣心や観柳絡みの因縁がありません。
つまり、仲間の墓前に花を添えるために戦うという蒼紫最大の理念が無く、単に剣心に執着しているヤバい奴に成り下がったわけです。
登場してすぐ左之助をボコボコにしたり、修羅になりながらも操の身を案じていた原作と異なり、操のことも最終的に足蹴にしておりましたからね。
ただし、剣心にやられた蒼紫が操に保護されて、蒼紫が起き上がったときの操の台詞に、
- 操「あなたには生きてもらう、翁の分も他の御庭番衆の分も」
と言っておりますので、他の御庭番衆も何らかの犠牲になったのかも知れませんね。
ただしその描写がないので、やはり蒼紫には行動の理念が少ないと言わざるを得ないと思います。
るろうに剣心の翁の声優、俳優
るろうに剣心の翁の声優は、旧アニメ版では北村弘一氏でした。
この方は、他にもお爺さんキャラを多く演じられております。
おはようございます😃
歳をとったらダイターン3のギャリソンさんみたいになりたかったんですよね。
赤いベストにショルダーホルスターとガンベルト、かっこいいじゃないですか!
(そこかい!) pic.twitter.com/lKwZ4QJSRT— 凸助♪(デコスケ)またの名をヒドーさん (@victory_deco) February 1, 2023
#幽遊白書 の魔界編を見直してたら
中々 #声真似 される方が居ない雷禅で #ツイキャス の枠を取ってくださった方がいらっしゃって、
他にされる方が居ないであろうキャラで凸させて頂きました。
妖駄(ようだ) cv 北村弘一さん pic.twitter.com/YhfIq4utH2— ぱっぺるぽっぺる🅿️🅿️ (@papepope2020) June 18, 2022
そして、新たに作られた新京都編では、大木民夫氏に変わりました。
こちらの方もお爺さんや、それよりやや若いおじさん役で出演しておりますね。
おはようございます。今日は声優の大木民夫さんが旅立たれた日です。#大木民夫 pic.twitter.com/LYP5RLs85Z
— 東コータロー (@yo707gp) December 13, 2022
さらに、実写映画では、田中泯氏が演じました。
今日の金ロー「るろうに剣心 京都大火編」なんですかアアアアァァッ翁アアアアアァァツアッアットンファ—–ッ! pic.twitter.com/5RUmKs1t7K
— ファ-子 (@fu_cco) March 30, 2018
京都大火編と伝説の最期編でしか出てきておりませんが、蒼紫と戦っていたシーンと、剣心が蒼紫に勝ったときに亡くなったシーンが特に印象的でしたね。
るろうに剣心の翁の強さ
さて、次に翁の強さを分析したいと思います。
原作の方がわかりやすいのでそちらで見ていきましょう。
翁は葵屋の主人のおじいさんではありますが、御庭番衆なだけあって、かなりの強さを誇ります。
志々雄の配下で、葵屋に夜襲をかけに行った梟爪衆(きょうそうしゅう)の者どもを難なく片付けます。
詳しく述べると、梟爪衆(きょうそうしゅう)とは、志々雄の兵士たちの中から優れた暗視能力を持つ者を選び抜き、夜間の奇襲任務に特化した秘密部隊です。
彼らは黒い忍装束に身を包み、黒い頭巾とマスク、鉤爪を装備しています。
この部隊は方治によって葵屋に派遣されましたが、御庭番衆に完全に撃退されてしまったのです。
さらに戦うときはトンファーを駆使して、本気を出すと髪と髭が逆立つのも特徴ですね。
そして最大の技が円殺轟鉤棍(えんさつごうこうこん)という技で、密着状態のゼロ距離から、回転するトンファーを突き上げて打撃を与える技です。
おお!でた!!!円さつ轟鉤棍!!! pic.twitter.com/veFww9PrZR
— 石毛トカゲ@統制派(もつ煮込み愛好家) (@shakkage) March 30, 2018
かなりの威力ですが、修羅となった蒼紫には通用しません。
しかし、(原作漫画でも実写映画でも、)修羅になった蒼紫の奥の手、回転剣舞六連の前にやられてしまいました。
原作ではこの時は滅多に着ない、現役の時の忍装束で戦っていたのが印象的でした。
個人的におすすめなのはオッサンというよりおじいちゃんだけど、るろうに剣心の御庭番衆・翁が蒼紫と戦うところおすすめです pic.twitter.com/dKngNhQdJc
— 🪓👻毒踏む紅蓮の雑多垢☄マンドラ🤺 (@Guren_Colors) October 15, 2022
残念ながら蒼紫には敗れた翁ですが、十本刀の中堅の面々よりは強いと思います。
このことは、蒼紫が先代お頭と戦える手練れと言っておりましたからね。
張よりは弱いかも知れませんが、薫や弥彦の一撃でやられてしまった耐久力の低い鎌足や蝙也よりは強いと思います。
ただし、大技を出しても蒼紫を仕留められなかったことから察するに、何度攻撃を食らっても起き上がってきた張には勝てない可能性がありますね。
るろうに剣心の翁の設定
翁ですが、設定的には作者は特定の性格のモチーフを持っておらず、老兵のイメージを具現化したキャラクターとして「翁」を創造しました。
翁は普段はややだらしなく、女ったらしな面も見られます(笑)。
しかし芯はしっかりしており、若者が迷ったり間違ったりした時には内に秘めた力で正す存在です。
翁は一昔前の日本の翁の典型的なイメージを象徴しているようですね。
そして、翁のデザインのモチーフは和月伸宏の師・小畑健のギャグマンガ『CYBORGじいちゃんG』の主人公・Gちゃんこと壊造時次郎と言われております。
初めて知ったわ~❗
デスノートの作者(小畑 健)ってサイボーグじいちゃんGの作者だったんか💦←当時は土方茂ってペンネーム pic.twitter.com/aOM1dZcFzx— てぃば。 (@TBA_Ibaraki) December 27, 2020
このことは実際の原作漫画の作者コメントに記されているので、明らかです。
こう見ると確かに面影があるように思われます。
るろうに剣心の翁のまとめ
それでは最後に翁について、まとめます。
- るろうに剣心の実写映画版の翁は蒼紫にやられた傷により、一度は一命を取り留めるが、剣心と蒼紫の戦いを見届けた後に力尽きて死亡する。
- るろうに剣心の原作の翁は、蒼紫にやられるのは一緒だが、その後復活し、戦闘には参加しないが、参謀として協力してくれる。
- 翁は声優は北村弘一氏→大木民夫氏になった。俳優は田中泯氏である。
- 翁はトンファーを使って戦うかなりの手練れと評価しているが、大技の円さつ轟鉤棍が通じない蒼紫に倒されることから、耐久力の低い相手には鎌足や蝙也には勝てる可能性がある。
以上、翁はやはり剣心にとって第二の拠点の葵屋の主人と言うことで剣心が助けられた人物です。
7月からの新アニメでも活躍が期待されるところです。
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