この記事では、るろうに剣心の左之助の最後を紹介したいと思います。
左之助と言えば、
「初期の頃は無双していた(敵無しだった)けど、後になると弱くような…」
と思ったことも多くありました。
確かに剣心や斎藤と比べると、左之助は歳も若いし、強さも一歩(何十歩も?)劣ります。
特に斎藤にはフルボッコにされて、アニメや漫画では小バカにされてましたね(笑)。
しかし、左之助は「るろうに剣心」作中では非常に大事な仲間の1人です。
この記事で、彼の最後のシーンを紹介するだけでなく、左之助が仲間にとってどういう存在かも考えていきたいと思います。是非参考になさって下さい。
「るろうに剣心」左之助の最後まとめ
まず最初に「るろうに剣心」作中で左之助の最後を一挙に紹介します。
- TVアニメ版…風水編の終了に伴い、特に変化した様子もなく終了。
- 漫画版…最後に大陸に旅立つが、北海道編で再登場。ほぼ人誅編までと変化無しの活躍。
- OVA版(星霜編)…1人大陸に渡り、あとから来て大陸で罹患した剣心を助け日本に送ってまた旅立つ。
- 実写映画版…FINALで薫をさらおうとした雪代縁から薫を守ろうとし、結果やられたが時間を稼いだ。
と、こんな感じです。
次にそれぞれの左之助の活躍や状況を見ていきましょう。
るろうに剣心、アニメ版の左之助の活躍と最後は?
まず、アニメ版ですが、この左之助は声優のうえだゆうじさんの熱演もあり、スカッとした熱血漢と言う印象です。
ただ、張や斎藤との絡みで、ギャグキャラ要因としても使われていましたけどね(笑)
人誅編はアニメでは放映されないので、斎藤や蒼紫が不在の島原編や風水編で、剣心の片腕として活躍してくれます。
左之助に関しては、このアニメ版が戦闘要員として、色々と活躍していたような気がします。
島原編でもマグダリアの護衛役、庄三(しょうぞう)と拳で語ってわかりあったりし、活躍を見せました。
ただ、残念だったのが、彼が苦戦し、激しい戦いを見せたのは京都編での安慈の戦いくらいで、他はあっさりした戦いが多かった印象です。
最後の風水編も、最後打ち切りエンドのような終わり方であっさりしすぎていましたからね。
るろうに剣心、漫画版の左之助の活躍とその最後は?
さて次に、漫画の左之助ですが、これが一番正史っぽくてオススメです。
一言で言うと、雪代縁の人誅の時に、かなり重要な人物でした。
縁のかりそめの同士、番神と戦い、前川道場では彼を追い払うことで前川道場を救い、最終的には彼を下しました。
さらに、縁との最後の決戦を繰り広げる海岸では、黒星の部下と戦い、勝利を収めて終わりです。
これが4種類の「るろうに剣心」作品の中では正史っぽいですが、恋愛面では特に何もなく、恵との仲が進んだような描写もなく残念でした(笑)
あと、北海道編になるまでに大陸に行くのは以下のOVA編に同じですが、北海道編で、髭モジャになって帰ってきて、仲間に加わってくれます。
左之助は戦力的には剣心に劣るかも知れませんが、(右手以外は)健康そのものなので、北海道編での剣心にとっては大きな戦力になると思いますね。
今後の左之助の活躍に期待していきましょう!
るろうに剣心、OVA版の左之助の活躍とその最後は?
さらにOVA版(星霜編)の左之助ですが、残念ながらこちらの左之助は、戦い面ではほとんど活躍がありません。
と思いました。
一応出てくるのですが、大陸に行っている設定で、髭が映えた状態で登場し、病に冒された剣心を助けてくれる役柄です。
でも、何より星霜編では左之助の戦闘シーンがないのが残念でしたね。
そもそも星霜編というOVAはシリアスな設定にされており、また薫視点の「るろうに剣心ワールド」なので、左之助自体の活躍が少ないのは当然かも…。
で、最後は剣心を大陸の現地で介護してくれて何とか薫のいる日本に向かう船に乗せて、左之助自身はまた大陸を旅していきます。
それで最後です。
登場人物も少なく、星霜編は本当に切ない物語ですが、パラレルワールドとして一度ご覧になって欲しいです。
戦いはなかったですが、剣心の命を助けたという意味では、左之助は重要な役どころをやっています。
こう見ると、左之助は「るろうに剣心」の作中で、極めて重要な役どころをやっていることがわかりますね。
実写映画「るろうに剣心THE FINAL」の左之助の活躍とその最後は?
そして最後に、実写映画の「るろうに剣心THE FINAL」の左之助の最後ですが、漫画版でいう人誅編を扱った作品です。
ただ、漫画版とは結構展開が違います。
左之助なのですが、何と!原作ではなかった雪代縁と直接対決しています。
剣心に復讐するために薫をさらいに来た雪代縁を食い止めようと戦いを挑むのです。
…しかし、雪代縁は左之助を凌駕しており、終始やられっぱなしでした。
と思ったものです(汗)。
そして、薫は縁にさらわれてしまいました。
で、この辺りは原作のストーリーの展開と異なっているので、個人的にどうなるのか気になって結構面白かったです。
「るろうに剣心」の映画は2022年現在、5作出ていますが、5作とも原作と微妙に違う点があります。
映画の実写の左之助は、別作品で蒼紫にもケンカを売って終始フルボッコにされるし、自分より格上の相手に戦いを挑んでやられる傾向がありますね。
考察 左之助の存在意義
「るろうに剣心」の左之助は、ケンカ屋の斬左(ざんざ)という異名で最初は剣心と戦って敗れますが、以後剣心の頼れる相棒となります。
アニメ版などではおちゃらけた雰囲気、映画版では軽率なところもありますが、いい意味で弥彦や薫の兄貴分としても盛り上げてくれるキャラです。
そして非常に大事な役割を途中果たしました。
たとえば、一番大きな功績として、漫画アニメ版での志々雄の持つ巨大戦艦煉獄も、左之助の力がなければ、止められなかったと思います。
さらに、映画版で左之助が居なければ、前述の雪代縁の前に出て薫をさらうのを妨げようとしたのが、横に居た弥彦になったかも知れません。
このときの弥彦も、左之助同様、どう頑張っても縁に勝てませんし、勝負を挑めば左之助以上に致命傷を受けると思います。
だから左之助は縁に負けましたが、このときの弥彦の盾になったとも言えますね。
他に、人誅編で番神が前川道場を襲撃したとき、彼と対等に戦える要員が左之助しか居ませんでしたし、左之助無しでは前川道場は誰一人生きていなかったでしょう。
また、星霜編でも左之助が居なかったら、病気だった剣心は単純に亡くなってますからね。
このように、剣心だけでなく、その仲間の盾になって守ってくれる頼れる男、それが左之助です。
まとめ 左之助の最後と存在意義の考察
最後に左之助の最後をまとめます。
- TVアニメ版…風水編の終了に伴い、特に変化した様子もなく終了。
- 漫画版…最後に大陸に旅立つが、北海道編で再登場。ほぼ人誅編までと変化無しの活躍。
- OVA版(星霜編)…1人大陸に渡り、あとから来て大陸で罹患した剣心を助け日本に送ってまた旅立つ。
- 実写映画版…FINALで薫をさらおうとした雪代縁から薫を守ろうとし、結果やられたが時間を稼いだ。
先に紹介したとおり、左之助は負けてしまう戦いも多いのですが、彼が戦うことで弥彦や他の仲間が危険にさらされずに済むという結果を生んでいます。
漫画版に限っては続編の北海道編があるので、さらに左之助の活躍が見られるので、私も見守っていきたいと思います。
コメント