この記事は、「るろうに剣心」の相楽左之助が本当に弱いのか検証します。
作中の左之助は、元赤報隊の生き残りで、今は太平の明治の世の中で、力自慢のケンカ屋をやっていました。
私はアニメから入って、原作のるろうに剣心のマンガを読んだのですが、左之助はレギュラーメンバーの中の一人で、剣心の一番の戦友です。
ある日、私は友人三人でカラオケで行ったとき、るろうに剣心のアニメ主題歌を入れたのですが、左之助がアニメ映像で出てきたのです。
そのとき、友人の二人が、こんな話をしてました。
「左之助って弱くない?」
「左之助弱い、一般のモブ敵には強いけど、斎藤とかの達人にはボロ負けしている」
「あと、剣心の宿敵の斎藤一にはバカにされているし(笑)」
そのとき、私は
左之助って本当に弱いか?
と思っていたのですが、うまく言い返すことができず、あの日からずっと疑問を抱いています。
そこでこの記事で、るろうに剣心の左之助の強さを考察していきますね。
「るろうに剣心」左之助は弱いのか?その人物像概要
左之助は、19才の青年で、馬をも倒す巨大な斬馬刀を楽々に振り回し、町で暴れる不良をデコピンで倒してしまう怪力の持ち主です。
さらに彼は打たれ強さに優れ、不意に寸鉄の一撃を食らっても傷一つつかない防御力の高さがウリ。
剣心に倒されて、彼の仲間になった後は、隠密御庭番集との対決や、京都で暗躍する志々雄真実の部下、十本刀との戦いで大いに活躍してくれました。
結論から言うと、左之助無しでは勝利を収められなかった場面もいくつかあり、左之助は決して弱くありません。
つまり、作中では屈指の実力者だということ。
でも、私の友人のように、なぜか「左之助=弱い」というイメージがついていることもあります。
左之助ファンの私にとっては、これはゆゆしき一大事。
では、彼の戦いをいくつか見て分析していきましょう!
【左之助が負けた戦い2選】
左之助がボコボコにやられた戦いを二つ紹介します。
このときは、まさにフルボッコ!
剣心に傷一つつけられず、完敗したと言っていいです。
本人も剣心との実力差を、「ケタが違う」と発言していましたからね。
ただ、このときの左之助は、明治政府を恨んでおり、その憂さを晴らすためにケンカに明け暮れている、いわば荒れていた状態でした。
つまり、自分の内部に問題を抱えている状態。
こんな状態では剣心に勝てないのも当然。
完敗したあと、最後は剣心に諭されて、仲間になるのです。
これが1敗目。
そして2敗目が、
このときは、突然襲いかかられたこともありますが、剣心と違って、斎藤は一切手加減をしていなかったので、まさに一瞬で負けてしまいました。
これを見て、
「左之助弱っ!」
という意見もあるでしょう。
でも私の抱いた印象は、逆に、
斎藤一って、強っ!
でした。
斎藤という男は、初対面にかかわらず、圧倒的な力で左之助を戦闘不能にします。
先の剣心戦とは違い、アニメ版での戦闘シーンは2分も無かったですね(笑)。
剣心の一番の相棒で、戦力的にもアテにされた左之助が一瞬で敗北。
これは、びっくりしない人の方が少ないのではないでしょうか?
左之助が勝った戦い2選
では次に、彼が勝った戦いを2つ紹介します。
以下のように貢献しており、左之助は剣心にとって非常に大きな戦力です。
特に安慈に勝利したのは、いわば師匠を弟子が倒したわけで、私にはどうしても彼が弱いとは思えないのです。
安慈は志々雄の配下の十本刀三強の一人であり、志々雄や剣心もその実力や人間性に一目置いている人物。
その彼を倒したとあっては、大快挙と言えるでしょう。
その後、
このときの彼は、右手がろくに使えない状態で、切り札の二重の極みは使えません。
そして番神が、無敵鉄甲という反則的な道具を使っていたのに関わらず、左之助は倒したわけです。
いわば、「自分は右手が使えず」「相手は反則の道具を使える」というハンディを与えているのに勝ったのです。
普通に考えて、この勝利はすごいと思います。
なぜ左之助は弱いと思われがちなのか
では、安慈や番神という強敵を2人も倒しているのに、なぜ左之助は弱いと言われているのか?
これは2点あると思うのですが、
まず1点目、周りが強すぎるからです。
これが致命的。
左之助の周りには、
- 実際に左之助を諭し改心させた剣心
- 実際に左之助を圧倒し、馬鹿にしてくる斎藤
- 単純な力では上の安慈
- その安慈をもしのぐと思われる瀬田宗次郎
- 左之助の技を受けても、平気で返り討ちにした志々雄
- 実写版映画ですが、同じく左之助をフルボッコにした四乃森蒼紫
など、敵味方問わず、明らかに彼より強いと思われる人物がゴロゴロいますからね。
これに気づいたとき、
そりゃ、左之助が相対的に弱いと思われて当たり前やな。
と思ったことを覚えています。
あと2点目、左之助の戦いを見ていると、いずれもかなり苦戦しています。
実際、師匠であった安慈を倒すのに、かなり体力を使いましたし、番神を倒す時は右手が使える状態では無く、苦戦しながら何とか勝利しました。
つまり、何とか勝っているわけです。
斎藤や剣心は、楽勝で相手に勝利している場面も多く描かれていますから、相対的にこの二人は強く見えると思います。
それに対して、いつもボコボコにされながら辛勝している左之助はどう見えますか?
同じ「勝利」でも、かなり受ける印象は異なります。
まとめ
さて、今回は「るろうに剣心」の左之助について、以下のことを述べました。
- 左之助は、力や打たれ強さに優れた人物
- 左之助は剣心、斎藤に完敗する
- 左之助は安慈、番神という二強に状況的に不利な中、勝つ
- 左之助の周りには、左之助より強い人物が多すぎる
- 左之助が勝利した戦いは、他の人物の戦いに比べ、手こずった上で勝っている描写が多い
結論として、
と思われます。
今、るろうに剣心は実写映画や北海道編など新たな展開が始まっているため、今後の左之助に期待したいと思います。
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