るろうに剣心の島原編のあらすじを簡単に紹介!話がつまらない理由も3つ分析!

るろうに剣心の島原編のあらすじを紹介します。

「島原編?」と思われたかもしれませんね。

これは旧アニメ版のオリジナルストーリーです。

どういうあらすじかを紹介したいと思います。

以下、ネタバレを含みますのでそれだけ注意でお願いします。

「るろうに剣心」島原編の簡単なあらすじ

るろうに剣心の島原編のあらすじをすごく簡潔に述べると、

京都で三人の要人の命を奪った天草翔伍の暴走を止めに剣心達が島原へ行き、天草翔伍をとめにいく。

そして、天草翔伍に一度は剣心は破れるが、その影でうごめく真の黒幕を倒し、剣心が天草翔伍と再戦して勝つことで天草翔伍も暴走を止める。

…という形になります。

そして、天草翔伍は当初は単なる悪党だと思われていたが、実はそうではなかった。

…という話です。

以下詳しく述べていきますね。

ここからは特にネタバレが含まれますので、ご注意下さい。

島原編あらすじその1

京都で、自称「神の子」と名乗る暗さつ者が現れ、謎の予告通りに旧幕府の要人が次々と命を落とすという事件が起こりました。

その事件を解決しようとした巻町操は、暗さつ者の術にかかり、昏睡状態に陥ってしまったのです。

京都編が終わった脇役になってしまった要人達が刀狩りの張に護衛を依頼するほどで、

十本刀の張がまた出てきている!

と、少し驚きましたが、やはりあっさりやられました。

→張についての記事はこちら

その自称「神の子」という暗さつ者の正体は、飛天御剣流の使い手である「天草翔伍」という人物でした。

京都に到着した剣心たちは、すでに一度は戦い、負傷した沢下条張から彼の強さを聞き、

「島原にて待つ!」

という天草翔伍のメッセージをもとに部隊は島原へいくわけです。

京都編の後だったので、ここで私は志々雄のような新たなライバルが現れたのかと思いました。

島原編あらすじ2

天草翔伍とは、長崎県の島原で、天草四郎の生まれ変わり、そして神の子として信仰の対象となっている謎めいた剣士でした。

彼は、キリシタンを迫害した日本に恨みを持っており、その復讐を計画しており、島原に神の国を築くことを目指しておりました。

明治政府に反旗を翻した武士の息子です。

神の子として崇拝されているのは、飛天御剣流を体得した強さだけで無く、医学の知識を有しており,人々の病気を実際に治していたからで、インチキな魔術などではありません。

つまり志々雄などとは違った意味で、実際に相当な実力者だったと思いますね。

一度、天草翔伍と剣心が夜に対峙して、対決したときがあったのですが、そこでの天草翔伍の戦闘力は圧倒的の一言。

私個人的には純粋な戦闘力では、天草翔伍は剣心を越えていると思いますね。

そして、雷龍閃なる、天草翔伍自身が開発した新技で、剣心の視力を奪います。

その後は、剣心は視力を奪われますが、それだからこそ他の五感が鋭敏になり、実際に目が見えているのと同じくらいのパフォーマンスを発揮します。

要するに剣心は目が見えているときと同じように動けていると言うこと。

化け物です。

 

島原編あらすじ3

天草翔伍は神の国を作ろうとしていただけですが、翔伍の指導下で教化活動に従事している人物がいたのです。

そのリーダー格が傀王。
彼らは、大陸からやって来た翔伍を島原に迎えたが、内心では翔伍を殉教者として排除し、信徒たちを団結させて指導者となることを計画していました。

つまり、傀王は私利私欲に走ったおっさんで、実際に天草翔伍にとっては裏切り者なわけです。

さらに傀王は欧米列強と結んで明治政府を弱体化させ、日本を植民地化して自らをその王として君臨することを計画していました。

傀王は、母が隠れキリシタンであり、日本から追われ、大陸で彼らを産んだ後に死んだことから、日本に復讐するために行動していたのです。

が、最後には、とある爆発に巻き込まれて命を落とします。

 

島原編あらすじ4

天草翔伍は帝国陸軍と戦いを興すも、その時に雑兵に狙撃され負傷します。

今思えばこのときの負傷が無ければ、剣心は勝てなかったかもしれません。

で、島原編では仲間がバラバラになるのですが、何とか操や弥彦と合流した薫と剣心は、天草翔伍の元に何とか向かい、再戦します。

剣心の方が不利かと思われましたが、視力が無い中で何とか勝ちました。

天草翔伍に勝ったことで、検診は視力を取り戻す。

そして、剣心に心の底を見抜かれ和解したものの、一時は捕まったが、保釈されてオランダへ旅立つ。

という話です。

ここまででわかるように、この島原編は少し現実離れしております。

るろうに剣心の島原編がつまらない理由3点+α

ではここで、

「島原編はつまらない」

と思われる理由を分析します。

ネット上の評判では無く、あくまで私が感じたことです。

それは3つ+おまけの1点あります。

島原編がつまらない理由その1

その理由ですが、まず1つ目。

原作の漫画が無いから。

これを言うと、身もふたもありませんが、原作漫画が無いのは致命的だと思います。

なぜなら私が剣心を見て楽しむ場合、漫画とアニメの両方を見ておりました。

アニメを見てアニメ独特の展開を見たり、原作を見てキャラの深い心理描写を味わったりしておりました。

言い換えると、両方を見て自分の中で理解を深めていたんですよ。

他には、私も中学の時の同級生と、剣心の京都編についてアニメの違いなどを議論していたりしていましたからね。

しかし、島原編は旧アニメ版しか無いので、漫画で深めるということが出来ません。

人物像やその人の背景を、断片的な台詞や描写から推測するしかできないのは痛かったです。

島原編がつまらない理由その2

2つ目はそもそも島原編が短いこと。

島原編は旧アニメ版で言うと、10話で終わりました。

それに対して京都編は35話!漫画で言うと、単行本版にして12巻分。

つまり3倍以上の差が有ると思います。

京都編と比べるともともと短いのもありますが、物語としてはボリューム不足だと感じるかもしれません。

私も感じました。

黒幕の傀王や天草翔伍はともかく、その部下についても描写不足があるともいえますね。

なので、イマイチキャラ性が摑みきれなかったところがあります。

島原編がつまらない理由その3

3つ目は、京都編のように全てのキャラにそれぞれ出番があるわけではないということ。

京都編はほとんどの味方キャラに、特に戦闘面で出番がありました。

操や弥彦や薫にまで十本刀を倒す描写がありましたからね。

それに対して、この島原編では活躍していたのは、ほとんど剣心と左之助だけです。

薫は天草翔伍との会話があったのでともかく、弥彦はほとんど戦いも重要な会話も無いただの脇役。

さすがにこれは寂しい。

そして、人気のある斎藤や蒼紫が、戦闘要員としても他の要員としても島原にいないからです。

これも人誅編には両名がいて活躍していたので、残念なところ。

ボリュームが足りない件と関係しますが、もう少し弥彦や操に活躍の場が欲しかったところですね。

島原編がつまらない理由おまけ

最後におまけとして、4つ目、視力を奪われた剣心が天草翔伍に勝ったり、操や弥彦を先導して移動するのは、さすがに現実離れして無理があること。

前述の通り、天草翔伍に視力を奪われるのですが、剣心が普通の視力を持っているときと同じように動けるのは、さすがに人間離れしすぎます。

 

「るろうに剣心」の作中では、宇水のような盲目の状態でも、相手の音を察知して異常聴覚で戦うことが出来るのでしょうが、それは宇水が命を懸けて身につけた境地のはずです。

それを剣心が体得しているように動いて、さすがに変だと思いましたね。

そして、島原編の最後、いくら天草翔伍が負傷していても、視力の無い状態で倒せるのは無理があります。

ここは不自然ではありますが、あまり突っ込まずにアニメや漫画の世界と割り切っておくのがいいのでしょうね。

 

「るろうに剣心」の島原編が本当につまらないのか考察

さて、本当に島原編がつまらないのか考察します。

結論から言うと、私は島原編がつまらないと思われても仕方ないと思いますね。

理由は上記の三つ+αの通りです。

一方で島原編に全くいいところが無いかというと、そういうわけでもありません。

島原編の魅力としては、飛天御剣流のもう一人の使い手が出てきたと言うことで、御剣流の話が広がったところと、天草翔伍個人の人間性が挙げられます。

比古清十郎と剣心の他に飛天御剣流の使い手が居るの?!

と思いましたからね。

原作には無いオリジナルストーリーなので、本当の意味での原作ではないのかもしれません。

そして、アニメオリジナルの要素はまるで邪道のように扱う人も居るようですが、私個人的にはこれはこれで剣心の世界が深まっていいと思います。

一度、剣心が天草翔伍に破れたときは、人誅編で縁に破れたときとは違った衝撃がありました。

 

そして、天草翔伍とその家族にまつわる話も結構悲しいので、そこは見所ではありますね。

天草翔伍はもとは悪人ではありません。

むしろ妹や人々を救って幸せにしたいと考えていますから。

が、結局自分は妹を救えていないことと、人々を幸せに出来ないギャップに苦しんでおり、それを剣心に指摘されておりました。

ただし、私個人的には宗次郎や安慈のストーリーに比べると、確かに天草翔伍のストーリーは悲しいものの、やや心を打つパンチ力が欠けているとは感じました。

あくまで島原編は、10話完結の短編の外伝的な作品とみるのが一番いいでしょう。

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