るろうに剣心に宇水(うすい)というキャラが居ます。
このキャラは、剣心の宿敵志々雄の配下の十本刀の一人で、十本刀の宗次郎と並んで二強といわれます。
しかし、本当に強いのか疑問が持たれるキャラです。
そこでこの記事で、彼の発言や経歴から、宇水(うすい)が本当に強いのか、弱いのか、どうすればよかったのかを含めて紹介します。
ネタバレ注意でぜひご参考になってください。
るろうに剣心の宇水とはどんなキャラ?強い?弱い?
宇水(うすい)は、前述の通り、十本刀の一人で、宗次郎に次ぐ№2の強さを持つと言われている人物です。
一言で言うと、きっと実力的には強いんでしょうが、小物感漂うため弱く感じるというのが正直なところです。
もともとは、幕府方の対人斬り用用心棒とされる凄腕の剣客でしたが、あるとき志々雄と対決し、両眼を斬り裂かれて光を奪われます。(要するに失明)
その後、幕府に見捨てられて解雇されますが、山の中をさまよって、小川のせせらぎを聞いた後、異常聴覚を身につけ、剣術における究極の型の一つ「心眼」を会得します。
人間の動きを音の塊で全て察知し、相手の動きを読むような戦いを得意とします。
これだけを考えたら、強いと思います。
相手の動きを読めるんですから理論上、どんな攻撃でも避けられますからね。
その後は、志々雄への復讐を計画しますが、「隙あらば志々雄を殺していい」という条件付きで十本刀に入りました。
性格は非常に残忍でプライドも高く、実際、十本刀が招集されたときも、神戸の警官や、志々雄の部下の雑兵さえも遊び半分で手にかけております。
という奴ですが、斎藤一の奥の手、牙突零式により、ワンパンであっさりやられました(涙)。
あれ、さすがにちょっとかわいそうだったな…。
斎藤のそれ以外の攻撃は宇水(うすい)の亀甲の盾によりあまり通じなかったので、斎藤に一撃でやられたと言っても過言ではありません。
るろうに剣心の宇水(うすい)の私の周りでの評判
実際、このような宇水(うすい)の作中での活躍に対して、どう思われているのでしょうか?
私も実際に高校の時のクラスメイトに聞いてみました。
- 友人A「宇水(うすい)ってどう思う?」
- 弱く感じる…
- 友人A「弱く感じるよな(笑)?斎藤の方が圧倒的に強いんじゃないかと?」
Aくん以外にも、このような会話をしている人が多く、何より宇水(うすい)を強いという人は一人も居なかったです。
あまり漫画を読まない弟でさえも、
「宇水(うすい)は弱い」
と言っていました。
つまり、戦いを見る限り宇水(うすい)が弱いという印象を持つ人は多いと思います。
彼の前評判に反して、非常に残念な印象を持つ人がほとんど。
なぜなのでしょうか?
次で考察したいと思います。
るろうに剣心の宇水(うすい)はなぜこうなったのか?
宇水(うすい)ですが、斎藤と戦って、大した戦果も挙げられず退場しました。
彼は宗次郎に次ぐ実力があるといわれながら、なぜそうなったのでしょうか?
一言で言うと、視野の狭さ、単純な実力不足、それと努力不足だと思います。
また、それら全ての根本的な原因がプライドの高さでしょうね。
斎藤も指摘していますが、その弱さが一番顕著に見えるのが、志々雄への復讐の機会を狙っていると言うが、それをうすら笑って語っていたことで、復讐を諦めて、そのフリをしているだけだということ。
本当に復讐を狙っているのなら、忌まわしい志々雄のことを憎悪を込めて語るはず。
- 宇水(うすい)「今回は志々雄を仕留められなかったが、次に会ったときは私も腕を上げて必ず志々雄を仕留めてやる(怒)!その前にお前(斎藤)を始末してやろう」
とでも言えば良かったのです。
しかし、ニヤニヤして斎藤に語っている時点で、宇水(うすい)はやる気が無いんですよね…。
確かに宇水(うすい)はある程度の強さを持っていますが、それで天狗になって、修行を怠っていたと思われます。
また斎藤は自分より弱いと思い込んだ慢心というか、上には上が居るということがわからなかった視野の狭さが原因の一つです。
これは単純な実力不足だし、志々雄への復讐についても、奴が対処できない技を開発すれば良かったのです。
努力不足でもありますね。
実際、宇水(うすい)がやっていたことといえば、自分より弱い物をいじめることで憂さを晴らしていただけでした。
これでは宇水(うすい)は強くなれないよ。左之助や斎藤、剣心は自分より強い者と戦って実力を上げていったというのに。宇水(うすい)って無駄にプライド高いよね…。
と思ったものです。
るろうに剣心の宇水(うすい)はどうすれば幸せになれたのか?
では、宇水(うすい)は、どうすればよかったのでしょうか?
一言で言えば、志々雄を倒すために強くなるよう努力することです。
彼のプライドの高さが仇になりましたが、プライドの高さが絶対に悪いのかと言えばそうではありません。
他作品で言うと、ドラゴンボールのベジータは、かつてはおごり高ぶっていましたが、自分を打ち負かした悟空を倒すために必死で努力し、悟空に次ぐ強さを持つ戦士に成長しました。
これを見倣って、志々雄を打ち負かすために努力すれば奴に次ぐ能力を身につけられますよね?
それに志々雄はやけどにより、長時間は戦えないので、極端な話、宇水(うすい)が修行して防御力を上げて一定時間持ちこたえたら志々雄は勝手に人体発火してやられます(笑)。
これで宇水(うすい)は復讐という目的を遂げられますよね?
※志々雄自身は圧倒的な実力がありながら、自分の手足となる十本刀を作ったのはこの人体発火が理由です。
それに復讐を諦めているなら諦めているで、修行をすれば強くなれるし、仮の仲間としてでも志々雄の元に居たら待遇は困らないでしょう。
さらに、北海道編で分かったのですが、宇水(うすい)には弟弟子、伊差川糸魚(いさがわいとい)がいます。
彼と共に修行に励めば、さらに強くなれる可能性があったと言うことです。
それこそ、Z戦士にたとえるなら、性格はぜんぜん違うけど、
志々雄が悟空、
宇水がベジータ、
糸魚がトランクス的なポジションでお互いに切磋琢磨すれば、もっと別の道があったと思います。
まじめに修行に励む描写があったようには見えないし、二人でもっと修行すればよかったのに。残念な奴だな…(笑)
雷十太や刃衛もそうでしたが、「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」の敵が負ける原因は、一言で言うと修行不足がほとんどです。
るろうに剣心でも、やはり負けるキャラは、自身の慢心やプライドの高さが災いしております。
るろうに剣心、宇水(うすい)まとめ
最後に宇水(うすい)についてまとめます。
- 十本刀の一人で、宗次郎に次ぐ№2の強さを持つと言われている人物
- 志々雄に敗れて異常聴覚による剣術「心眼」を会得して、相手の動きを読みながら戦う
- きっと実力的には強いだろうが、小物感漂うため弱く感じる人が多い
- 斎藤の牙突零式の一撃で敗れる。
- かつて自分を倒した志々雄への復讐を考え、「隙あらばいつでも志々雄を狙っていい」という
- 条件で十本刀に入るが、やがて復讐は諦め、狙うフリだけしている。
- 作中でも弱い物いじめばかりして憂さを晴らし、修行を怠っていたと思われる
- 弟弟子、伊差川糸魚(いとい)が北海道編で登場した。ついでに彼の方が強そう(笑)。
という、まとめると本当にろくでもない人物でしたね(笑)。
伊差川糸魚(いとい)という弟弟子が現れたので、宇水(うすい)の代わりに活躍してくれることを願ってやみません。
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