あなたはセーラームーンに出てくるキャラクターについている、惑星の名前を全て言えるでしょうか?
「ムーンやマーキュリーは言えるけど、たくさんいるから全員は言えない…」
と思われることもあるかもしれません。
メインの五人以外にもいますからね。
そして、花には花言葉という意味があるように、惑星にもそれぞれ意味があるのをご存じでしょうか?
そこで今回は、セーラームーンに出てくるキャラクターと、その惑星の名前と意味を一挙に紹介します。
セーラームーンのキャラクターの惑星の名前
では最初にセーラームーンのキャラクターと惑星の名前を並べてみましょう。
- セーラームーン…月
- セーラーマーキュリー…水星
- セーラーマーズ…火星
- セーラージュピター…木星
- セーラーヴィーナス…金星
- セーラーネプチューン…海王星
- セーラーウラヌス…天王星
- セーラープルート…冥王星
- セーラーサターン…土星
でした。
これらが英単語の勉強になるんですよね。
実際私もセーラームーンに出てくるキャラクター(セーラー戦士)の名前で、惑星の英単語を覚えていました。
ではそれぞれの意味を見て、キャラクターを考察していきましょう。
セーラームーン…月
さて、最初に主人公、セーラームーンのムーンとはもちろん月です。
月の意味とは泣き虫で情にもろく、「ありのままの素の自分」や敏感を表します。
実際にセーラームーンこと、月野うさぎは初期の作品ではよくベソをかいていたり、弱音を吐いていたりしました。
そして、あっけらかんとした性格で、たまに威勢のいいところを見せたかと思えば、根は臆病です。
仲間思いの場面も多く、またその仲間にサポートされる場面も多かったんですよね。
まあ、少しドジだけど愛すべき主人公というキャラクターです。
余談ですが、なぜ作中の人物は、月野うさぎ=セーラームーンだと気づかないんでしょうね(笑)?
セーラーマーキュリー…水星
次に2番目の仲間、セーラーマーキュリーのマーキュリーは水星です。
水星の意味なのですが、ずばり、「知性とコミュニケーション」。
実際にマーキュリーは、メインの五人の中では最も冷静で、セーラー戦士のブレイン的存在です。
初期は勉強好きという面も強調されていましたね。
また太陽から一番近い水星は、太陽を隣でサポートしてくれる天体ですので、主人公セーラームーンのサポートをするマーキュリーの性格そのままの星というわけです。
セーラーマーズ…火星
そして、3番目の仲間、セーラーマーズのマーズとは火星。
その意味するところは、外に飛び出すために必要なエネルギー。
そして、「怒り、負けず嫌いで情熱的」という意味もあります。
実際にマーズはセーラームーンの月野うさぎのことを呼び捨てで呼んだり、ドジをふんだうさぎに対しても
「うさぎ!何やっているのよ!」
と叱ったりと、非常に強気な女性として描かれていました。
火星の意味は、セーラーマーズの性格とほぼ同じで、怒りっぽく、少し意地悪な性格ですが、非常に情熱的で、使命感の強いというものでした。
ただ、うさぎを激励するシーンもありましたから、仲間思いという面で共通しているかもしれません。
ちなみに、私はこのマーズは結構苦手なキャラクターでした(笑)。
身近にいたら気を遣いそうですもん。
セーラージュピター…木星
さて、4番目の仲間、セーラージュピターのジュピターは木星。
木星の意味は「拡大、発展」です。
セーラジュピターは、長身でケンカも強い怪力の少女で、そしてそれだけではなく、五人の中では最も大人っぽく感じました。
何より木星の意味するとおり、拡大、発展しているような能力を持ち、かなり器用です。
たとえば、料理や園芸(植物を育てること)も得意で、運動神経も良く、社交ダンスもこなします。
まさに五人の中では頼れるお姉さんという感じのキャラクターで、木星の意味と合致しております。
セーラーヴィーナス…金星
さて、メインの五人の中で最後の仲間、セーラヴィーナスのヴィーナスは金星。
その意味は「愛・調和、優美さ」です。
彼女の素の性格は、明るくお調子者でほれっぽい性格です。
惚れっぽいというのが、愛を司る金星らしいですね。
失恋ばかりなのが少し傷ですが、愛されるキャラクターでした。
そして、成績は良くないようですが、優美さを司るように、体育は最高の成績らしいです。
ヴィーナスはかなりセーラームーンと性格やキャラクターが被りますが、これは『セーラームーン』の原案の作品の主人公、セーラーVをしていたからです。
だからセーラーヴィーナスは、『セーラームーン』の、もう一人の主人公と言うべき人物であります。
セーラーネプチューン…海王星
そして、ここからはメインの五人以外の惑星ですが、
セーラーネプチューンのネプチューンとは海王星。
その意味なのですが、「ものごとの制限を超え理想を拡大」です。
ジュピターの木星にも拡大があり、そこは似ているのですが、海王星は社会という枠を飛び越えて全宇宙に広がるという意味があります。
実際にセーラーネプチューンの海王みちるは、セーラージュピターの木野まことよりも年上のお姉さんです。
初回に登場したときは高校一年生で、セーラーウラヌスの天王はるかとカップルのようにくっついて行動しています。
これだけ見ると、どう見ても大学生以上の大人ですよね(笑)。
みちるは、常に気品のある振る舞いをして、絵の才能もあり、バイオリンもうまいという、セーラージュピターの器用さに比べて、さらに高尚な趣味を持っています。
これは海王星の「ものごとの制限を超え理想を拡大」という意味に合致しており、守備範囲が広いです。
しかし、したたかな面も持っているので、さすが年長者と言ったところでしょうか。
このように、海王星の意味も、セーラーネプチューンのイメージにぴったりの意味でした。
セーラーウラヌス…天王星
そして、セーラーウラヌス、その惑星は天王星。
その天王星の意味は「変革」です。
天王星は、つまり、色々な概念を書き換えるということ。
私は小学生の時、セーラーウラヌスの天王はるかを最初にアニメで見たとき、違和感がありました。
「え?美少女戦士セーラームーンってタイトルやのに、天王はるかって男の人やん!」
と思いましたし、
「何で家賃100万のマンション住んでんねん(笑)!?」
「スカートはいてるセーラー戦士やから仮に女性やとして、なんでセーラーネプチューンと女性同士でカップル認定されてんのや?!」
と、色々と私の固定観念を価値観を打ち壊してくれました。
またウラヌスで印象的なのは、普段の天王はるかの時は、セーラームーン達に優しいのですが、セーラーウラヌスの時はあくまでも任務を遂行する冷徹さがあったことです。
同じ外部戦士でも、みちるやせつなは普段の時とそこまで大きく変わりませんが、はるかははっきりと二面性が描かれていたのを覚えています。
このように、セーラーウラヌスは、天王星の性格そのままの、既成概念をぶっ壊す存在でしたから、この作品って良く考えられてますよね。
セーラープルート…冥王星
さて、作中では謎が多い人物ですが、セーラープルートの惑星は冥王星。
冥王星の意味は、「破壊と再生、根本的な変容」です。
先述した天王星が、人々の既成概念を変えていくにすぎないのに対して、冥王星は社会や世の中、この世の仕組みを根本的に変えていく星です。
だから、スケールがさらに大きいものになります。
実際にセーラープルートこと、冥王せつなのキャラクターを見てみると、セーラームーンやマーズほど感情を表すタイプではありませんでした。
それでも性格を一言で言うと、物静かで冷静、そしてどこか寂しげな表情の大人の女性。
といった感じでしょうか。
私は、この冥王せつなの謎めいたお姉さんキャラが好きで、もっと出てきて欲しかったです。
ちなみに役割としては、何世紀もの間、ひとりで時空の狭間に存在し、過去と未来を繋ぐ「時空の扉」を守っている番人というもの。
つまり、この世の時間を支配している存在ということで、冥王星の意味通り、まさにこの世の仕組み自体を司る謎の女性という感じですね。
セーラーサターン…土星
ついに最後のセーラー戦士、最年少のセーラーサターンです。
彼女の惑星は土星、その意味は、「制限、課題」。
つまり我慢や忍耐など、人間が成長するために必要なことを与える星だというわけです。
実際、セーラーサターンこと、土萠ほたるは、ちょっと暗い性格の薄幸の少女という感じのキャラクターでした。
そして、セーラーサターン自身も病弱で、母親も亡くなっているキャラクターですので、まさに制限や課題を負った少女です。
これは制限や課題と言うには、大きすぎるハンディキャップだと思うのですが…。
ネタバレなので、詳しくは伏せますが、最後は彼女人が持っている「課題、制限」の先に、明るい展開が待っていたのでよかったです。
まとめ セーラームーンのキャラクターと惑星。その意味。
以上、セーラームーンのキャラクターの惑星とその意味を見てみました。
- セーラームーン…月「ありのままの素の自分」
- セーラーマーキュリー…水星「知性とコミュニケーション」
- セーラーマーズ…火星「怒り、負けず嫌いで情熱的」
- セーラージュピター…木星「拡大、発展」
- セーラーヴィーナス…金星「愛・調和、優美さ」
- セーラーネプチューン…海王星「ものごとの制限を超え理想を拡大」
- セーラーウラヌス…天王星「変革」
- セーラープルート…冥王星「破壊と再生、根本的な変容」
- セーラーサターン…土星「制限、課題」
という感じでした。
それぞれ惑星の性格に合ったキャラクターでしたね。
これをもとにセーラームーンを見て、より深く楽しんでみてください。
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